2013年7月29日月曜日

モノ・カネ・コトからモノ・ヒト・コトへ

地元の夏祭りにて二日間出店させていただきました。
その場所となったのが、「ここや」さん
地域の活性化懇話会で知り合ったグループです。

人が集える良い場所を作ってくださいました。
あとは地域の中からも「活用」の声があがりこの場を活かすことで、
地域全体の活性化にもつながっていく。
恊働、共生、共育。

活性化とは、棚から牡丹餅ではなし得ず、
各々が受け身ではなく主体となって自発的に動いている状態、
連続した状態となって言えることだと思います。

ぼくも「こんなことしたいのだけど使わせてもらえる?」と聞きに行こう。
あれやこれやと浮かんでいるので具体的につめていく。近日中に。

今回ここやさんの一角で売らさせてもらったのは、
姉の手作りビスコッティと、
地元の谷でもぎってきた無農薬の梅ジュース。
使い捨ての物(紙コップとか)は極力使いたくないので、ここやさんにガラスコップをお借りしました。

姉のお菓子を売ろうと思ったのは、
「お金儲けできそうな場所ができたから」
ではなく、
ヒト・モノ・コトが有機化できると考えたから。
小さな一歩一歩。それが分相応であり自然と言うもの。

自然栽培で育ったような生命力溢れる地域への一歩

ここやさんのホームページ
http://kokoyamaibara.wordpress.com/

2013年7月14日日曜日

体感

長老に会ってきました。

京都3F PROJECT ROOMでおこなわれた「かぜたび編集長佐伯剛氏と写真家北義昭氏のトークイベント」
佐伯さん、相変わらず面白く生命力に溢れ強烈な個性。 何かを語られるにしても、表層と積層だけでなく生命原理にまでおよぶ思索の旅。
脳みそを揺さぶられました。 

対峙すると得られるほどよい緊張感。身体が反応している 二次元でも四次元でもない超ひものような世界が言葉で紡がれ、聞きたいこと知りたいことは沢山あるはずなのに、 質問すること自体がどうにも枝葉末節に思えてしまう。 感じて動けば良いと。
ふだん夢なんて見ないし憶えてないのに、その夜は夢にまで佐伯さんが出てくる始末。
泊めてもらった姉家族の家から帰宅すると極度の眠気と未体験の長時間金縛り。

日本にも長老という存在がコミュニティにいた時代があったと思うが、 恐らく似たようなことを肌で感じていたのだろうなあ。 問答無用の差というか。 現代社会で言う「長」とは異質。存在も選出方法も、そう思う。 頭で決める平等や不平等なんかではない生命体としての明らかな差異から必然的に決まる立ち位置。
地元に来ていただけるのは嬉しい限りだけど、受け皿となる「場」は一体どうすれば良いのか。 鹿を囲い込む檻どころではない。

家に転がっていた雪駄が傷んできたので草鞋を作ろうと思っているのだけど、それを一緒にやってもらえないだろうか。
草鞋は靴の技術が無かったから生まれたのではなく、自然と向き合う生活の中の知恵から生まれたもののはずで、そこには地域性や人と人との暮らしの関わりがあるはず。
人と自然の関わりがあって、編む際にはおしゃべりしながらといった人と人との関わり合いがあったと思う。
現在ワークショップで意図的に作られる「場」が、普遍的なものとして存在していたのではないか。

草鞋作りを通して「場」を語っていただく?
場所は麦の家で、草鞋の指導は山崎氏(草鞋作りがお出来になれば)。
まず始めに両者からそれぞれの場について語っていただく。 山崎さんから麦の家のこと、 佐伯さんからは風の旅人のこと、 そして草鞋をしながら生命の本質について語ってもらおか。。 うーむ、要熟考。

イベントの前は、以前から行きたかった河井寛次郎記念館へ。 よくある資料館のようなものを想像していたので、 登り釜もある窯場が邸内にあることに驚きました。
建物、景色、小道具、建具、仕事道具どこをどう切り取っても素晴らしく美しかった。
その後に街中でみる「アート」と称されるものとは一線を画し、 氾濫するえせアートの汚さが際立った。それはトークイベントの会場に展示されていたものもしかり。

河井寛次郎さんが作り出した「場」と佐伯さんが醸し出し作り出す「場」、 その二つに五感が震える一日でした。 それができたのは姉家族の協力のお陰です。感謝 http://www.kanjiro.jp/

田畠

田を始めました
念願の。
畑も。
自然栽培です

畦作りから一通りさせてもらっています。
厄介な葛の根。
その葛を活用した昔の人の知恵。
面白い。

来年は一反を開墾から。





モノ・ヒト・コト

集いの場を設けることを始めました。
今二回の手段は自主上映会でした。

人間社会は人と人の集まり。対話は人間社会の礎。

第一回
「六ヶ所村ラプソディー」
http://habirokkasyo.blogspot.jp/

第二回
「パワー・トゥー・ザ・ピープル」
http://pttpwtnbttgtn.blogspot.jp/


次回の自主上映会はカンタ!ティモーレが有力候補ですが、
その時はカンタに呼応した音楽家の方に想いを演奏で表現してもらうと面白いかなと目論んでいます。 
ですが、次回の集いの場は自主上映会ではなく、 認知症当事者のQOL向上にむけて周囲の人間、とりわけ一緒の時間を多くすごす「家族」ができることを学ぶ場を開くかもしれません。
ぼく自身、認知症である母と向き合い過ごす日々から肌で感じる「触れる」ことの大きさ、ただ傍にいることの大きな意味。 テクニカルなことは表層的になりがちですが、そうではなく人が生きることの本質と向き合えるような内容にしたいです。
それがタクティールケアとパーソンセンタードケアの学習会なのですが、まだ案だけです。「資格取得のための勉強」と同一視されたくない(既にされている)ので要熟考です。

それか、わらじ作り。もしくはペチカ型ロケットマスヒーター作りのワークショップ。 さーて何しようかな

2013年7月4日木曜日

社会を変えると言う傲慢

一年半?ほど前から、福島県田村市在住の方に野菜を何人かの人に協力してもらいながら送っています。
野菜の栽培と発送は、長野県で在来種の無農薬栽培されている農家民宿の方に。
届け先は、地域で福祉のまちづくりをヴィジョンに活動されている方。

この流れをぼくを含め何人かの人にお金で協力してもらって続けています。
関わっている人は誰かを介してつながっています。
ぼくは全員、知った人。目の届く範囲内です。この距離感は大切にしたい。

「日本」がどうの、「社会」がどうの、と大きな単語を使うとどうにもぶれる。
つまるところ成熟した民主主義は自立した個の集まりで、社会に蔓延している依存指向から脱して独立独歩を目指すことが必要。
なんてことを言ってるだけでどうなるのだろう。
社会がどうなろうと一個人、一家族を大切にすることから始まる。
自分の足元からできることをやるだけ

今年初の発送通知が届きました。感謝
「インゲン 150g ¥200
大根  3本 ¥450
玉葱  1キロ ¥300
キャベツ  2個 ¥400
きゅうり  2本  ¥100
ズッキーニ  2本  ¥300
ジャガイモ  2種類 2キロ  ¥650
送料   ¥600 合計  ¥3000」

以上を、福島の人の仲間数人で分け合ってもらいます。
次は七月を予定。なので今回もらった人は次回は他の人に譲るのかな。