2014年2月15日土曜日

小さな劇場は大きな夢を描く

標的の村で描かれているものは、歴史の教科書で習うものではなく、今現在続いている問題で、

今この時を暮らす日本人全員が問われる。

三上さんが映画という見やすいものにしてくれた。

それをみて感じた人が動いた。

高江の現場まで行って、自分の目で見る人が現れた。

イデオロギーなんて吹っ飛んでしまう現場の空気を感じることに意味を見出す人たちが全国から集まる。

暑くても寒くても権力の横暴に曝されてもそこに生きる人たちがいる。

高江のヘリパッドは、履いて捨てられるニュース番組の商品なんかではない。


友達が自主上映会を開いて何を世に問うのか興味ある。

何を創りたいのか。何を産み出したいのか。

「小さな劇場」という名前でどんなでっかい妄想をしているのだろう



2014年2月9日日曜日

鴻地

マスノマサヒロさんの投稿で知り、
一度伺ってみたいと思っていた「鴻の里」
念願叶い行くことができた。

豊かな自然とそこにいるヒトが生み出す暮らしの存在感は圧倒的なものだった。

受けた親切はこれから出会う人に返していかなければと思う。
返すというか、今度は自分がそれを作り渡さなければ。

鴻さんの暮らしから学ぶことは多い。
それは薪のとりかたや、山菜の見分け方といった意味ではなく、
ヒトが暮らすということ、生きるということ。

着飾った服、
消費される流行、
記号化された多くの情報、
そんな誤摩化しばかりをいくらもっていてもまるで無意味。

囲炉裏の中の火を前にして、
わかったような口をきいている自分が照らし出されていることに気付く。

口を閉じて、日々の暮らしに手を動かそうと思う。


kazesanブログ 「鴻の里」
http://mmkazesan.blogspot.jp/2013/10/001.html

2014年2月4日火曜日

やはり美

藁草履の下準備、余計な草を省く作業が終わった。
初めての草履作りだったこともあり、藁をカビさせてしまった。
今年はカビないよう藁を持ち帰った後は、
早々に余計な葉を取り除き、
空気の通りを良くしておこう。

しかし、なんとも立派ないで立ち。
ドンとして存在感がある。美しい。

ぼくは夜景やネオンやイベント毎に着飾られた街の風景を唯の一度も美しいと思ったことがない。
それらに比べただの藁のなんたる美しいことか。


2014年2月3日月曜日

藁のクズはゴミであらず

ほど近いところに厳しい方がいてくださることが
ありがたい

もっとそういった方々との距離を縮めたい
お近づきになれるようなりたい

便利社会の現代に生きているだけで
日々毎分毎秒
温泉に浸かっているようなもの

馴れ合いのほどほどの中では
腑抜けてしまうよ

厳しい方々がおられるところは
遠い

だけど行けなくはない

我が身を誤魔化さず
飛び込んでゆけ


藁草履作りを始めた。
田んぼにしてもそうだが、
藁にまみれ、土埃にまみれ、時折ひょこっと虫が顔をだす。

そんな自然との触れ合いをおこなっていると、
現代社会との「美意識」の相違を感じる。

虫や土埃を不浄とし、
細菌を悪として、
除菌スプレー等の広告が大手を振るい、
それになにも疑問を感じず受け入れている多くの現代人。
寝てれば治る、たかがインフルエンザになぜああも過敏になるのか。

虫も居るし、土の上に人は立っている。