2014年3月31日月曜日

タイル

とりあえず一枚剥がして作りを見ることにした。
マイナスドライバーと金槌で小一時間。
まだ剥がれない。
やっている時は目地セメントを剥がすことが世界の全てくらいの勢いだが、
一歩離れると、今までとほとんど変化のない壁がそこにある。
面白いなと思った。
これが全てだと思っていたことが、一歩さがるだけで、なんてことない他愛ないことになる。

おそらく普段の視点も気付けないだけで、同様の状態に陥っている。
どうすれば一歩引いて現状を見れるか、
俯瞰できるか、
心がけはもちろん大切だが、
それよりも具体的なこと、
そうか、自分なんか相手にしてもらえないだろう、と思えるような方に、
勇気をもって話しかけること、
自分が今何を考え動いているかも含め、伝え、
その方の反応、言葉から、
いたらない自分を理屈抜きに感じられるだろう。

歩みを止めることなく、謙虚さを抱いて、肩を叩いてみよう。