2014年6月21日土曜日

チームしが

7/13に投票がおこなわれる滋賀県知事選挙に出馬される三日月大造さんと応援団長の現知事である嘉田由起子さんがゲストとして招かれ、
出馬にかける想いと、これまでとこれからの県政について語られた。

草の根の自治の大切さ。
政治に無関心、おまかせではなく、一人一人が参画する県政へ。
これからの日本社会において目指すべき方向だと思う。
今後もこれまでの大量生産、大量消費、ヒトも物も使い捨てで、記号が尊ばれる価値観であったなら、
戦後70年なにやってたの?がさらに伸びてしまう。

おたがいさま、持続可能な社会、シェア、手仕事を手に取り戻す、
といった最近復活しつつあるように見える価値観を大切にする滋賀県にしたい。
大きな声によって押さえ込まれていたものが、インターネットの普及で可視化されただけかもしれないけど、
同じように中央集権型の社会から分散型の社会へと移っていくことを望む。

それは、手放してしまったものを手に取り戻すことにつながると思う。
暮らしの中の技術や、その技術に基づいた考え。それをおこなう自身の思考力。

作物を育てれば、自然は分け合うことを教えてくれる。
欲深く独り占めしたところで手に余るだけだから。そのことを身をもって教えてくれる。
何もかも買って済ませていたものも、足元に目を配ればそこに予め在ることを知る。
雑草と称して除草剤で見た目に綺麗にしていた草は、大半が薬草であったりして、
季節ごとの必要な栄養分を与えてくれる。
これはヒトから見た視点だから、ああそうかとなるけれど、
ヒトは自然の一部なのだからと当たり前のことから考えると至極当然。

在るモノを活かしてきた人間の智慧。
そこにある謙虚さ。
シェアなんて概念は本来新しくもなんでもなく、昔から続いてきた人間の智慧そのものが知の共有ではないか。

チームしがの言う「草の根の自治」とは、
ヒトの智慧の復活ではないかと個人的に解釈した。
(ちなみに真逆の方向性が自民党)

三日月さんは民主党衆議院議員を辞めて無所属での立候補。
○○党推薦、といったようなやり方ではないところにも共感を抱く。

しかし、お話しを聞いていて県政においてもジェンダーバランスの尊重、早期解決は必死であると感じた。
また、各地で作られつつある「障害のある人もない人も暮らしやすい地域条例」についてうかがったところ、
「県議会議員の過半数が自民であり、そういった類のことをやろうとしたりすると大反対を受けた」とも。(うろ覚えのざっと書き)
当事者団体のこれからの運動にも関係してくることだと思った。
新県知事が自民推薦の者になったら、滋賀で上記条例を作ることは増々困難になる。

三日月さんと嘉田さんによるタウンミーティングは今後も続くので県民の方はぜひ自分の耳で聞きに行ってほしいと思う。
そして疑問点はその場で投げかけてほしい。

まだ聞きたいことや話したいことがある。

柏原でも同様のお話し会を開けないかなあ。