2012年10月2日火曜日

淡々と

滋賀県米原市柏原は中山道沿いにあり、もともと宿場町だった処です。
江戸時代には結構人が行き来し、栄えていたそうです。
現在は、家を出発し誰ともすれ違うことなく帰宅するようなこともあるので、
賑わいと昔の人も同じ景色を観ていたのだなぁと想像して歩くのはこれまた面白いです。

今日は屋内と屋外の整理でした。

もちろん可燃、不燃、資源ゴミと選り分けながら。
壁や机に使えそうな木を洗い、天日干し
土埃が酷くブラシで磨いただけではとれないので削らないといけないです。

お隣さんに悪いので外に散らばっていた残骸も拾い集めました。
せっかく花を植えたり、綺麗にしていても、目の前にゴミが散乱したままだったら、これはさぞかし嫌な気分になると思います。
トタンや苗のポット、様々なゴミを拾い集め、材木をまとめました。

西側
東側
明後日トラックが借りれるはずなので、それに向けて整理し結構すっきりしました。


どんな理由があるにせよ、物が物として終えられず放置されたままになるのは悲しいことだと思います。
この実家の現状につながる歴史の一点に自身もまた強く関与しているのは紛れもない事実。これと真摯に向き合って、終わらせることの大切さを思います。
これを供養と言うのでしょうか。

に取り上げられている「山下大明さんの、さりげない文章の一部。」に心洗われます。


豊かさとはなにか?
自分に問い直して始まっているのが今、ここ。

一人では到底やれないことですが、
気さくに手伝ってくれるおじさんや姉の気遣い、なにより手作りの結婚式の準備や何やらで多用にも関わらず心身共に支えてくれる妻のおかげで進められています。

あと、片付けをしている背後でキコキコと音が聞こえるので何だろう?と振り返ると、
一生懸命に三輪車を漕ぐ男の子が満面の笑みで「こんにちは!」と。
一気に疲れが吹飛びました。子供も自然も活力を与えてくれます。
「こんにちは。気をつけて、ばいばい」と言うとなんだか得意気。
キコキコ去って行くその姿は今日一番のご褒美でした。